サイトカインの過剰生成
慢性疲労症候群の疲労物質として、サイトカインという物質が過剰に生成されることが明らかになっています。
これはNK細胞の活性が低下したことによって体内にあったウイルスの活動が再活性化することに起因します。サイトカインは本来、生体内の防御反応として病原体などを撃退するために生成される物質ですが、これが過剰になると身体や精神、ホルモンバランスなどに悪影響をもたらすことが知られています。
脳内セロトニンの異常
慢性疲労症候群の患者は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの合成が低下しているという報告があります。
実験によりセロトニンができる脳の前頭葉の働きが低いことが示されているのです。
ただ、セロトニンの異常はうつ病や神経症の原因とも考えられているため区別が難しい他、慢性疲労症候群ではセロトニンの合成が逆に過剰になり、それが気分障害などを引き起こしているとの説もあるので、一概には言えないというのが実際のようです。
遺伝子
慢性疲労症候群の患者について、ある特定の遺伝子に関する異常が認められていることが報告されています。