専門医の診断が必要
慢性疲労症候群は、その専門医による検査および診断が必要とされ、それに基づいた治療が行われます。検査は脈拍を調べるものや、NK細胞の活性が低下しているかどうかを血液検査で判断するものになります。
専門医は全国的にもまだ少なく、大きな大学病院等の医療機関では何ヶ月も予約待ちという現状もありますので、病気が疑われる場合は早めの行動が必要となります。
投薬治療
専門医の診断を受けると、投薬による対処療法が行われるようになります。
慢性疲労症候群の特効薬はありませんが、まず主になるのは「捕中益気湯」「十全大補湯」「六君子湯」のいずれかの免疫力を高める漢方薬と、大量のビタミンC・ビタミンB12製剤の投与です。
とくにビタミンCは一日に2000~4000ミリグラムといった多量を飲むことになります。
他にも抗ウイルス薬や免疫調整剤が使われることがあり、これらの投与によって免疫系の回復を目指します。3ヶ月ほどで3割~4割の患者が症状が軽減しているといいます。
また、精神疾患用の薬を併用したほうが効果的との指摘もあります。
うつ病向けの薬が効果を発揮することがあり、セロトニンの生成を助けるSSRI系の抗うつ剤、精神安定剤などが使われることもあります。このようにして投薬治療を続けていると、3~4年で通院が必要なくなるケースもあるようです。